乾燥肌と植物エキス

「植物エキス」のウソとホント~乾燥と見た目年齢に悩む人のための成分講座~

植物エキスとは、その名の通り植物から抽出されたエキスのことです。

美容成分として、さまざまな化粧品に配合されています。

でも、よく考えたら「植物エキス」って何なのかよくわかりませんよね? 何に効果があるのでしょうか。

ここでは、植物エキスの効果や知っておきたいことをまとめています。

◎植物エキスは総称

「植物エキス」という名前の成分があるわけではありません。あくまでも、総称なんです。

植物エキスには「ローズマリーエキス」だとか「イチョウ葉エキス」だとか、さまざまな種類があります。

「植物の名前+エキス」という形で表示されているものは、すべて「植物エキス」だと言えます。

パッケージに「植物エキス配合」と書かれている商品でも、成分表示を確認すると「ダイズエキス」、「シャクヤクエキス」などと植物の名称で記載されているはずですよ。

◎植物エキスに期待される効果とは?

植物エキスにはいろんな種類があり、期待される効果もそれぞれ異なります。

たとえば、ローズマリーエキスやダイズエキスなどは、保湿効果があると言われています。

植物エキスの種類によって効果が違うのは当然のことですよね。その植物が持つ働きにより、植物エキスとしての働きも違ってくるのですから。

植物エキスにはたくさんの種類があるため、成分表示を見て「植物名+エキス」の名前があれば、その場で検索して効果を調べてみるといいでしょう。

◎植物エキス配合の化粧品を使うときに知っておきたいこと

植物エキスが配合された化粧品はとても多いです。

コラーゲンやヒアルロン酸などほかの美容成分と一緒に配合されているのが一般的。

植物エキスにもさまざまな効果が期待できますが、気を付けなければならないことがあります。

それは、「化粧品に配合される植物エキスの量は微量だ」ということ。

そもそも植物エキスというのは、植物から抽出した成分を、水などで薄めたものです。

それを、さらに化粧品に少し添加するというだけなので、濃度としてはかなり薄いと思ってください。

もちろん、濃度が濃いほどいいというわけではありませんが、やはりあまりにも薄すぎると効果を感じられないこともあります。

特に、たくさんの植物エキスが使われている場合は、それぞれ添加できる量もごくごく微量になりますから、1つ1つの植物エキスの効果はほとんど感じられない、という可能性もありますよ。

◎植物エキスにまつわるウソ・ホント

植物エキスについて、勘違いしている人が多そうなことをまとめていました。

植物エキスは乾燥肌にも効果がある?
添加されている植物エキスの種類によります 保湿効果が期待できる植物エキスが配合されている化粧品なら、乾燥肌への効果も期待できます。代表的なものは、ローズマリーエキス、ダイズエキス、ユーカリエキスなどです。
植物エキスは天然のものだから安全?
天然=安全ではありません 「天然」や「合成成分無添加」などのキャッチコピーは魅力ですが、自然のものだからと言って安全なわけではありません。 スギ花粉のアレルギーを持っている人もいれば、毒性のある植物もありますよね。植物エキスでも肌に刺激を感じる人はいるので、肌が敏感な方はパッチテストをしてから使用してください。
植物エキスでアレルギーになったりしない?
可能性は低いです。 植物エキスは、使用されている植物の種類によってはアレルギーを引き起こす可能性があります。 しかし、実際には化粧品に添加される量としてはごく微量なので、アレルギーを起こす可能性はかなり低いと言われていますよ。
植物エキスと精油(アロマオイル)は違うの?
違います 植物エキスも精油も、植物から抽出された成分という点では同じです。ただ、植物エキスは「水などで希釈したもの」、精油は「原液」なのです。 アロママッサージなどで精油を使う際にも、キャリアオイルと呼ばれる、ベースとなるオイルで薄めて使わなければなりません。原液のままでは刺激が強すぎるからですね。 化粧品にも香料として精油が使われることはありますが、あくまでも人体に影響しない範囲で、ごく微量にとどめてあります。 基本的な効果は精油も植物エキスも変わりませんが、化粧品への添加方法や量が違うということになります。

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