乾燥肌の人のための化粧水講座

乾燥肌と洗顔料~見た目年齢を若くする使い方と豆知識~

若いうちから何の疑問も持たずに使用している化粧水。そもそも化粧水って、何のために使うのでしょうか? 本当に必要なものなのでしょうか?

乾燥肌になっている人は、化粧水の使い方が原因で見た目年齢にも悪影響を与えている可能性があります。

化粧水の役割や使い方をあらためて知っておきましょう!

◎化粧水とは?

スキンケア化粧品のうち化粧水というのはお肌の表面を整える役割を持っています。

洗顔で失われた皮脂や保湿成分を補い、角質層をなめらかにするのが目的です。

○化粧水に含まれている成分とは?

化粧水の大半は水です。でも、その水には意味があります。化粧水に含まれる成分も、そのまま顔に塗ると刺激が強すぎるものも多いです。

肌にとってちょうど良い濃度に薄めるためにも、水は必要。また、顔全体に塗りやすくするためという意味でも、水は重要な役割を果たしています。

化粧水には水のほか、コラーゲンやヒアルロン酸、ビタミンC誘導体といった美容成分が配合されています。

ここの配合次第で肌への効果も変わってきます。

○グリセリンやBG、PGって?

化粧水の成分表示を見ると、はじめに水が書かれていて、次にグリセリンやBG、PGといった名前が書かれていることが多いです。

これらは、いずれも保湿成分の一種で、害が少なく安全に使える、というのが共通点です。

BGやPGはグリセリンをさらに扱いやすくしたような成分で、これらの成分が化粧水のテクスチャ(=使用感)を決めていると言っても過言ではありません。

また、これらはヒアルロン酸やセラミドといった保湿成分に比べると安価で手に入りやすく、どんな化粧品にも幅広く使われているんですよ。

○保湿成分は美容液や乳液にも含まれているけれど?

ここまで読んで、「でも、保湿成分は乳液や美容液にも含まれているんだから、化粧水で保湿する意味ってあるの?」と思われた方もいるのではないでしょうか。

たしかに、化粧水でも乳液でも保湿ができるなら、どちらか1本でも良さそうなものです。

実際、どちらか1本だけの使用でも肌の調子がいいなら、それも間違いではありません。

ただ、保湿成分には水溶性のものと脂溶性のものがあるんです。

乳液やクリームは油分を多く含むので、脂溶性の保湿成分とは相性がいいです。一方、水溶性の保湿成分は油分の少ない化粧水のほうが、相性がいいんですね。

水溶性の保湿成分を肌に与えるという意味では、化粧水を使う必要があるのです。

◎乾燥肌向けの化粧水の選び方

化粧水の役割は成分の意味が分かったところで、乾燥肌向けの化粧水の選び方を紹介しましょう。

大事なポイントは、この1点に尽きます。

「肌に合うこと」

どんな化粧水も、「水に、グリセリンなどの安価な保湿成分が加えられ、さらに商品ごとにさまざまな美容成分が配合されている」という意味では同じです。

でも、やっぱり配合されている成分によって合う・合わないがありますし、その他防腐剤など品質を守るためにやむを得ず配合される成分のバランスによっても使用感が変わります。

ただ、乾燥肌の人におすすめの選び方もあります。
以下のキーワードが記載されている化粧水を中心に選ぶということです。

  • 低刺激
  • 無添加
  • 敏感肌用
  • 乾燥肌向け
  • エイジングケア

いずれも低刺激かつ、保湿成分に重点を置いて作られているため、乾燥肌の人でも使いやすいです。

もし、乾燥肌なのにこうした商品ではない、普通の化粧水を使っている人は、自分に合った化粧水に今すぐ変えることをおすすめします。

とは言え、上記のキーワードが書かれているからと言って、必ずしも肌に合うわけではありません。

○「無添加」の化粧水がいいとは限らない

勘違いしている人が多いのが「無添加」という言葉です。化粧品の場合、「無添加」というのはあり得ません。

たとえば野菜ジュースなら、「野菜以外何も加えていない」という意味で無添加と言うことはできます。

でも、化粧水はそもそもさまざまな美容成分が配合された水のことなので、何も添加しなければただの水になってしまいます。

化粧水に記載されている「無添加」というのは、旧表示指定成分が無添加、という意味。

旧表示指定成分というのは、1980年以前に「この成分は有害かもしれないから、配合する場合はちゃんと表示してね」と決められていた成分のこと。

無添加と記載されている化粧水はあくまでも1980年以前の基準で決められた一定の成分が入っていない、というだけ。

それ以降に登場した新しい成分でも肌に悪影響を及ぼすものはありますから、実はあまり意味がない記載だと思っておいた方がいいですよ。

低刺激に作られていることをアピールするためにあえて「無添加」という言葉を使っている化粧品もあれば、実は低刺激でもなんでもない化粧品もありますので注意が必要です。

○「敏感肌用」の化粧水がいいとは限らない

敏感肌向けの化粧水も、敏感肌・乾燥肌の人に合わないものはたくさんあります。

敏感肌・乾燥肌と言っても、レベルがあります。軽度の乾燥肌ならまだ使える化粧品は多いのですが、重度の乾燥肌やアトピーなど皮膚疾患を持っている人には、ほとんどの化粧品が使えない場合も。

「敏感肌用」という表示に飛びつくのではなく、まずはサンプルやトライアルセットを試して、異常が出ないかを確かめてから本商品を買うようにしましょう。

◎化粧水の正しい使い方

良い化粧水も、正しい使い方ができていないとかえって肌を乾燥させてしまいます。

見た目年齢が老けて見られるという方は、特に注意が必要ですよ!

○化粧水の基本的な付け方

  1. 手・顔を清潔にしておく(洗顔を済ませておく)
  2. 手のひらに少したっぷりめに化粧水をとる
  3. 化粧水を手のひらに伸ばす(軽く温めるイメージ)
  4. ほほ・目元・口元を中心に手のひら全体で付ける
  5. 最後におでこなどTゾーンにも付ける
  6. 首にも付ける

化粧水の正しい付け方は「ハンドプレスすること」です。

手のひら全体を顔に付け、軽く押さえるようなイメージで付けましょう。

○コットンパックをマスターしよう

化粧水のもう1つの使い方として、「コットンパック」というやり方があります。

コットンを使ってパックをすることで、週に1回など定期的に取り入れると効果的です。

時間があれば毎日でもOKですよ。

  1. コットンを薄く裂く
  2. 裂いたコットンに化粧水を浸していく
  3. 顔にコットンを乗せていく
  4. 5分程度放置し、はがす

時間は正確には決まっていませんが、コットンが乾いてくるまでにはがしましょう。

手でスキンケアするときよりも長時間化粧水を浸透させられるので、取り入れてみてくださいね。

○こんな化粧水の使い方はNG

化粧水をつけるとき、肌に叩き込むように付けるのは厳禁です! 叩き込んだからと言って、美容成分が皮膚の奥深くまで入っていくわけではありません。

むしろ、叩いた刺激によって角質層がダメージを受けてしまいます。

コットンパックをする場合には、長時間の放置に気を付けましょう。

長時間パックしたほうが保湿できる、なんてことはありません。長時間放置してしまうとコットンが徐々に乾いてきますよね。

肌が乾くときには一緒に皮膚の水分まで奪ってしまうので、逆効果です。

まだ皮膚がしっとりしている状態のうちに、美容液や乳液など次のケアにうつるようにしてくださいね。

また、かゆみ等の異常が出たときは、その化粧水の使用を即中止することも大切です。 「高かったから」とか「好きなモデルさんがおすすめしたてから」みたいな理由で無理に使い続けてはダメ。

異常が出ているのに使い続けるとどんどん乾燥肌が悪化して、見た目年齢も老けていく一方になります!

化粧水は正しく選び、正しく使うことで乾燥肌にも効果を発揮します。くれぐれも、間違った使い方をしないでくださいね。

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